2010年12月

2010年12月07日

英語で勉強する製薬業界(海外編)

最近、いろいろなところで米国の医療関係のWEB状況についた講演したりしていますが、必ずしも私の母国が優れていると思っているからではありません。むしろ患者の視点からは、オバマ政権がぜひ日本のような医療保険制度を導入してくれればよいのにと思っています。

いくつかの製薬業界関連のウェブサイトを紹介します。視野を広げ、英語の勉強にもなるので、時間があるとき是非チェックしてみてください。

www.PharmaVoice.com私が製薬企業向けのツールや新サービスをチェックするために時々訪れる米国のサイトです。マーケットリサーチの新しいテクニックや、マーケティング・セールスのベストプラクティスに関する報告、営業効果やプロモーションのROIをトラッキングするための新しいITツール、患者のアドヒアランスに関する新しいアプローチ法などが紹介されています。
コンテンツの大部分はベンダー企業がスポンサーとなっており、IMS,MattsonJack,KantarHealth,TNSHealthcareなどの大きなところから、聞いたことも無いベンチャー企業もあります。これらの多くは宣伝のにおいがしますが、それでも学ぶことは多いと思います。残念ながら、ここで扱われているサービスのほとんどは日本にはまだ導入されていませんが----もし何か興味があることがあれば、日本支社に情報を問い合わせてみてください。

このサイト上では、PDFのダウンロードやポッドキャスト(私はジムでよく聞いています)、ビデオインタビューなど、多くのマルチメディアを提供しています。
もしこのサイトを訪れるなら、上のほうに表示されているビデオをぜひチェックして、実践的な英語学習に生かしてください。(ちなみに私はここのビデオが大好きです。多くのゲストが大変ナーバスになっている様子が笑いを誘います・・・電車の中でiPodを見ながら笑っている私を見かけたら、おそらくこのビデオを見ていると思って下さい!)

http://PharmExec.findpharma.com『ファーマシューティカル・エグゼクティブ』という、業界のスタンダードとなっている雑誌のWebサイト版です。雑誌のほうは、米国の製薬関連企業の待合室には必ず置いてあるといっていいでしょう。
このサイトでは、数は多くは無いですが選りすぐりのトップニュース・リンクと、米国内に限らない、グローバルな製薬業界のキー・イシューに関する独自の記事を提供しています。
キーワード検索も可能です。たとえば“アステラス(Astellas)”はこのサイト内で17ヒットしかしませんが、“武田(Takeda)”で検索すると192ヒットありました。
アーカイブでは、ブランドマネージャーなど製薬企業で働く人々のインタビューを多く見ることができます。彼らはときどき、スポットライトを浴びることでエキサイトしてしまい、自分たちの戦略についてうっかり口をすべらしてしまうようです(こういう類のサイトは、基本的なコンペティティブインテリジェンスのよい情報源となります)。私は米国で発売されもうすぐ日本で上市される薬の下調べや、日系企業の海外でのオペレーション状況を理解するために活用しています。

これらのサイトを、楽しみながら英語で勉強してください!


jeffjapan at 14:30コメント(0)トラックバック(0)Pharma/HealthcareFree Links 
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